今に続く「とにかく、いっぺん着てみとくなはれ」の精神

今に続く「とにかく、いっぺん着てみとくなはれ」の精神

 2023年に70周年を迎えたアサメリーは、時代を超えて、たくさんの方々に愛されてきました。もちろん、アングル製品を愛しているのはお客様だけではありません。今回は、創業当時から現在まで、アサメリーをはじめとする商品を販売してきた社員の想いにスポットを当ててみましょう。

 

 イギリスから渡来したメリヤスが、徐々に日本に浸透しはじめた頃。明治27年(1894年)に山本發次郎商店が創業し、大阪でメリヤス肌着の製造・販売を始めたのが、アングルの歴史のはじまりです。「上質で均一な原料を求め、新しく高度な技術と徹底した品質管理によって、質の高い製品をつくる」ことを目標に掲げ、当時の日本にはなかった大規模なメリヤス工場を開設。また、品質管理を徹底し、ニット先進国イギリスにも驚きを与えました。

 創業当時の工場

 

 一方でアングルは、創業当時から宣伝活動にも力を入れてきました。昭和初期につくられたポスターには、当時ヨーロッパの流行をいち早く取り入れ注目を集めていたモダンガールを意識したイラストが描かれています。製品に自信を持っているからこそ、その良さを知ってもらうための宣伝活動を重視していたのでしょう。営業担当者も「とにかく、いっぺん着てみとくなはれ」がお決まりのセールストーク。ここにも「着てみたらわかる、好きになる」という製品への絶対的な自信が表れていました。

 当時の宣伝ポスター

 

「僕、たぶん日本で一番のアサメリーのファンだと思うんです」

こう話すのは、勤続30年以上で現在インターネット通販を担当している社員。気温の高い夏場はもちろん、冬場でも年間を通してアサメリーを愛用していて、アサメリーがない暮らしは考えられないと言います。

 

私たちは、インターネット通販をはじめたのをきっかけに肌着以外のアイテムづくりにも力を入れ始めました。すでにアウターとして使えるTシャツや部屋着などの販売をスタートしています。

 ルームウェアの画像

 

そこにあるのは、本当にいいものだからみんなに知ってほしいという、とても純粋な思いでした。

 

「アサメリーの良さは、一度使ってくださったらわかると思います」

これが、創業当時から変わらない社員の気持ちです。