【特集】肌に、技術をまとう 和歌山の丸編みニット

【特集】肌に、技術をまとう 和歌山の丸編みニット

日々身につけるインナー。世の中には多くの高機能素材で仕立てられた服がありますが、インナーこそが日常の「快適さ」を左右するのではないでしょうか。 創業130年以上のアングルの快適な着心地の裏側には、精緻な設計と職人の技術が積み重ねられています。

今回は、アングルの生地編立を担う和歌山県で、その編立についてお聞きしました。

アングルのインナーは、インナーやカットソーによく使われる「丸編み」。筒状に編み上げることで、脇から裾にかけて縫い目がなくなり、肌当たりが良くなります。直接肌に触れるインナーだからこそ、長年この編み方がアングルのスタンダード。

秋冬向けインナー「エアメリー」の生地は、2枚の生地を同時に編みながら1つに結び付ける特殊な編み方で作られています。この円状に並んだ針は、エアメリーの生地同士を結びつけるための重要な部品。

また、サイズごとに使用する針の数が決まっているため、決められた針数の中で結び付け方のデザインや針の出し方を計算し、セッティングしていきます。

こうした技術に加え、摩擦などによる生地のダメージを防ぐため、糸の巻き直しやロウのコーティングといった手間を惜しまず、昔ながらの製法を守り続けています。1時間にわずか数メートルしか編めませんが、じっくりと時間をかけて丁寧に仕上げることで、アングルならではの高品質な生地が生まれています。

今回はアングルの編立についてご紹介いたしました。創業から変わらぬ品質第一主義の私たちがお届けする商品は、編立だけでなく、素材選びから紡績、染色加工、縫製に至るまで商品に合わせてこだわりをもって生産しております。

これからも日本の職人技と丁寧なものづくりを大切に、毎日の快適を支える高品質なインナーをお届けしてまいります。