日本古来から愛されてきた藍染めTシャツと、五倍子を使用した草木染めのTシャツ2商品が販売から約1年。着用・洗濯を繰り返したスタッフが、経年変化の楽しみ方をご紹介します。
僕が着用していたのは、「ANGLE 藍染めTシャツ」「ANGLE 五倍子染めTシャツ」のXLサイズ。以前から藍染めの商品企画にも携わっていたこともあり、どちらもとてもお気に入りの商品です。
2025年3月に初めて着用し、1シーズンで30~40回着用しそのたびに洗濯しました。
藍染めTシャツは特に何度も藍を重ねて乾燥を繰り返しているため色が濃く、「色落ちが激しいのでは?」と不安と期待を胸に着用しました。
1シーズン着てみると、少し渋みが落ちて青さが際立ちました。大きく色が抜けることはなく、首元や胸ポケットの縁にアタリが出ました。

次に五倍子です。
商品に携わるまで「五倍子」という言葉自体、見たことも聞いたこともなかったのですが、これがなんとも言えない絶妙な色。さまざまな色素が混ざり合っているため、太陽の下と室内では少し色味が異なり五倍子にしかない魅力を持っています。


こちらは藍染ほど色のトーンに変化はありませんでしたが、わずかに明るくなり、少しグレーが抜けて紫寄りの色になった気がします。

アタリについては、元の色が薄めということもあって目立ちにくいですが、角がはっきりしたデザインだったぶん、少し角が丸みを帯びてきたような変化を感じます。
この商品の気に入っているところは、生地の質感です。藍染と同じ生地を使っていますが、藍染は染色と乾燥を繰り返しているため色が詰まってしっかりとした硬さがあります。それに対して五倍子は、しっとりと滑らかな質感。洗濯を繰り返しても、その心地よい生地感は変わりませんでした。
洗濯したら、その生地感も綿100%のちょっとドライな感じになるのかな?と思いましたが、そのままの風合いです。染料による風合いの違いはとても興味深いですね。
もう1点、特筆したいのが襟のかたちです。
私は襟付きのシャツを着るときも、インナーの丸首が見える着こなしが好きなのですが、このTシャツ2枚とも洗濯を繰り返しても襟がヨレることなくきれいなまま。

綿のTシャツは洗濯を繰り返すと襟が広がりやすいのですが、それがない。Tシャツ選びにおいて、もっとも大切なことかもしれません。
今年で2シーズン目に入りますが、型崩れしていないので、これからの経年変化がさらに楽しみです。
洗濯方法について
酵素入り洗剤を使用し、通常の洗濯コースで洗っています。他の洗濯物と一緒に洗うと色移りする場合がありますので、必ず単体で洗濯してください。乾燥は、雨の日以外は外での吊り陰干しを基本としています。
天然染めならではの色の深みと、着るほどに育っていく経年変化。それはまさに、自分だけの一枚になっていく過程です。2シーズン目もともに過ごしながら、またその変化をお伝えできればと思います。